医療法人真愛会 真鍋クリニック

東京都羽村市にある眼科・耳鼻科クリニックのブログです。

レーシックとICL、どっちがいいの?

こんにちは!

東京都羽村市にある医療法人真愛会 真鍋クリニックです。

 

本日もいただいたご相談に回答させていただきます。

 

 

20代の娘にレーシック手術を受けさせたいと思っています。近視の他乱視も強く、視力も0.05で、ドライアイも少しあります。

昔は、よくレーシックの話題を聞いていましたが、最近あまり聞かなくなったので、何か大きなリスクや問題などで件数が減ったのでしょうか?

不安なまま受けさせたくないので質問させて頂きます。よろしくお願いいたします。

 

50代・男性

 

 

お子さまのレーシックに関するご相談ですね。

 

おっしゃる通り、最近レーシックの話題を耳にすることがかなり減りましたね。

これにはいくつか理由があると思います。

 

まず一つは、そもそもレーシックを受ける人数そのものが少なくなって来ています。

 

レーシックの件数が減っている理由はいくつかあり、一つは日本国内でもある程度の人数の方がレーシックを受けてしまったので、そもそもの母数が少なくなり、手術件数も減ってきた、というもの。

 

もう一つの理由は、ICL(アイシーエル)という、新しい方法が出てきたからだと思います。

 

ICL(アイシーエル)はまだ聞きなれない言葉だと思いますが、簡単に説明すると目の中に半永久的にコンタクトレンズを入れてしまえる、という画期的な技術です。

↑この説明だけ聞くとなんだか怖い技術の様ですが、これは既に10年以上の臨床成績が出ており、合併症なども非常に少ない安全性の高い手術になります。

 

 

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ICLの手術方法

 

 

レーシックのデメリットとして、「角膜」という目の組織を薄く削ってしまうため、一度削ったものは元に戻せない、かつドライアイにもなりやすくなる、という点があります。

 

ICL(アイシーエル)の場合は、例えば将来白内障などになった場合にも、レンズを取り出すことが可能で、ドライアイになりやすい、などのデメリットがないことが特徴です。

 

もちろんICLにもいくつか注意しなければならない合併症はありますが、レーシックなどで見られる「近視の戻り」もほとんどないため、近視が強い方にとっては選択肢として非常に有用なものになると思います。

 

 

詳しくは外来にお越しいただければその時に詳しくご説明させていただきますので、遠慮なくお問い合わせください。

 

www.shinaikai.jp

 

↑こちらにもより詳しい動画などを載せております。

(*現在ICLの手術は当院ではなく、ご紹介させていただく形を取らせていただいております。)

 

 

それではまた、ご相談をお待ちしております!