医療法人真愛会 真鍋クリニック

東京都羽村市にある眼科・耳鼻科クリニックのブログです。

白内障の手術は左右同時に受けた方がいいのか?

こんにちは!

東京都羽村市にある医療法人真愛会 真鍋クリニックです。

 

本日もいただいたご相談に回答させていただきます。

 

 

右眼の白内障の手術をして、良く見えるようになったのですが、左目とのバランスが非常に悪くなりました。

今は左目だけ使い捨てのコンタクトを付けています。

左目も白内障なのですが、手術するほど悪くはないそうです。

バランスを取るために手術をした方が良いでしょうか

 

50代・男性

 

 

右眼の白内障手術を既に終えられていて、左眼の白内障をいつ頃受ければいいのか、というご相談ですね。

 

 

いつも毎月開催させていただいている、白内障無料相談会(*下記リンク)でもお話しさせていただいておりますが、

 

白内障の手術のタイミングは、ご自身が不自由を感じたら、で遅くありません。

 

相談者様の場合は、左眼にも軽度の白内障があるとのことですが、日常生活には支障がないレベルの様ですので、基本的にはそのまま様子を見ていただいてよろしいかと思います。

 

ただし、右眼の白内障手術を受けたことによって明らかに左右差が出てしまった場合には、反対側の目の手術を少し早めに受けていただく方がいいかもしれません。

 

特に左右差が出やすいタイプの方として、-5以上の近視が強い方が挙げられます。

 

これも白内障相談会の時にご説明していますが、白内障手術の際には近視の度数をコントロールすることが出来ます。

 

つまり、白内障手術の際には近視を無くすことも、近視を軽くすることも出来るのです。

 

近視の強い方が手術を受けられる際のメリットとしては、近視を軽くしてあげることにより単純に裸眼視力が上がることに加えて、日常生活がかなり楽になります。

 

ただし、ここで注意が必要な点として、両眼を同時期に手術される方はいいのですが、相談者様の様に片方の眼だけ先に手術を受けられる場合には、手術した方の目だけ近視が軽くなることで左右差が出てしまい、かえって疲れ目の原因になったり、遠近感が掴みにくくなる可能性もあります。

 

そういった場合には、やはり両眼の手術を同時期に受けられることをお勧めいたします。

 

詳しくは毎月の白内障手術相談会でご質問を受け付けておりますので、お気軽にご参加ください!

 

それではまた、ご相談をお待ちしております☺️